CMS・ブログの無料OSSツール5選

コンテンツ管理、ブログ、ヘッドレスCMSプラットフォーム。WordPressの代替として、API駆動のモダンなコンテンツ管理を実現するツールや、ニュースレター・課金機能を内蔵したパブリッシングプラットフォームを掲載しています。

5件のツール

CMS・ブログツールの選び方

CMS(コンテンツ管理システム)はWebサイト構築の基盤です。このページで掲載しているのは、WordPressのような画面まで含む従来型CMSではなく、コンテンツをAPI経由で配信し、表示側(フロントエンド)を自由に作れるヘッドレスCMSと、ブログ・メディア運営に特化したパブリッシングツールが中心です。Next.jsなどでフロントを自作する構成や、ニュースレター配信まで内蔵したメディア運営を想定しています。

  • ヘッドレスCMS — StrapiとDirectusはREST/GraphQL APIを提供するヘッドレスCMS。Next.jsやNuxtなどのフロントエンドフレームワークと組み合わせてJamstack構成を実現
  • パブリッシング — GhostはWordPress代替のブログ・パブリッシングプラットフォーム。ニュースレター配信と課金機能を内蔵し、メディア運営に最適
  • コンテンツAPI — KeystoneはNode.jsベースのCMSフレームワーク。GraphQL APIとReact管理UIで高い拡張性を提供
  • ブログ特化 — WriteFreelyはミニマリストなブログプラットフォーム。ActivityPub対応でFediverseに参加可能

Jamstack構成ならStrapi(最も成熟)、ブログ・メディアならGhost(課金内蔵)、柔軟なデータモデルならDirectus(既存DBに接続可能)がおすすめです。

選び方と導入時の注意点

ヘッドレスCMSと従来型CMSの選び分け

WordPressのような従来型CMSは、管理画面とサイト表示が一体になっており、テーマを選べばすぐサイトが完成します。一方ヘッドレスCMSは管理画面とAPIだけを提供し、表示側は自分で実装します。「とにかく早くWebサイトを立ち上げたい」なら従来型、「複数の配信先(Web・アプリ・デジタルサイネージ)に同じコンテンツを配りたい」「フロントの技術選定を自由にしたい」ならヘッドレスが向いています。

技術スタックとチーム体制で選ぶ

StrapiとKeystoneはNode.js製で、フロントもJavaScriptで統一したいチームと相性が良い構成です。Directusは既存のデータベースにそのまま接続してAPI化できる点が特徴で、すでにDBがある場合に導入しやすくなります。いずれもフロントエンドの実装が前提になるため、開発リソースがないチームには従来型CMSの方が現実的です。

ブログ・メディア運営が目的なら

記事の執筆と配信が主目的なら、ヘッドレスより完成品に近いツールが早道です。Ghostは記事管理に加えてニュースレター配信と有料購読(課金)を内蔵しており、メディア運営をこれ一つで完結できます。もっと軽量でよければ、ActivityPub対応でFediverseに参加できるWriteFreelyという選択肢もあります。

セルフホスト時に確認すべき注意点

オープンソースCMSはライセンス費用が不要な代わりに、サーバーの構築・保守・セキュリティパッチの適用を自社で担います。特にCMSは公開Webサーバーとして常時インターネットに晒されるため、アップデートを継続できる体制が必須です。各プロジェクトが提供するクラウド版(Ghost(Pro)やStrapi Cloudなど)を使えば、この運用負荷は回避できます。

商用サービスとの比較

商用サービスが強い点
  • テーマとプラグインが豊富で、コードを書かずにサイトを完成させられる
  • 日本語の情報量が圧倒的に多く、制作会社や運用代行も見つけやすい
  • 表示側の実装が不要なため、開発リソースがなくても運用できる
オープンソースが強い点
  • Web以外(アプリ・サイネージ等)へ同じコンテンツをAPIで配信できる
  • フロントエンドの技術選定が自由で、表示速度を最適化しやすい
  • プラグイン起因の脆弱性リスクを抱えにくい(管理画面と表示が分離されているため)

よくある質問

オープンソースCMSとは何ですか?
ソースコードが公開され、誰でも無料で利用・改変・再配布できるコンテンツ管理システムです。ライセンス費用がかからず、自社サーバーにセルフホストしてデータを自分たちの管理下に置けます。代表例はWordPressやDrupalなどの従来型CMSと、StrapiやDirectusなどのヘッドレスCMSです。
ヘッドレスCMSと普通のCMSは何が違いますか?
従来型CMSは管理画面とサイト表示が一体で、テーマを適用すればサイトが完成します。ヘッドレスCMSは管理画面とAPIのみを提供し、表示側は自分で実装します。Web・アプリ・サイネージなど複数の配信先に同じコンテンツを届けたい場合や、フロントエンドの技術を自由に選びたい場合にヘッドレスが向いています。
オープンソースCMSは無料で使えますか?
ソフトウェアのライセンス費用は無料です。ただしサーバー費用と、構築・保守・セキュリティ対応の工数がかかります。CMSは常時公開されるためアップデートの継続が特に重要で、運用体制が組めない場合は各プロジェクトのクラウド版(Ghost(Pro)、Strapi Cloud等)を検討してください。
WordPressの代わりになりますか?
用途によります。「テーマを選んですぐサイトを公開したい」ならWordPressの方が適しています。ヘッドレスCMSはフロントエンドを自分で実装する前提のため、開発リソースがあり、表示速度やマルチチャネル配信を重視する場合に代替となります。ブログ・メディア用途であれば、課金機能まで内蔵したGhostが実質的な代替候補です。