1Passwordは使いやすいパスワードマネージャーですが、サブスクリプション費用やクラウド依存を理由に代替を探す人もいます。devpickでは、無料で使えるオープンソースの代替を5件掲載しています。ローカル完結型のKeePassXC、セルフホストできるBitwardenとVaultwarden、チーム向けのPassbolt、開発チームのシークレット管理に特化したInfisicalです。
- セルフホスト — パスワードデータを自社・自宅サーバーで管理(Bitwarden / Vaultwarden / Passbolt)
- ローカル完結 — KeePassXCはサーバー不要。暗号化ファイル(KDBX形式)を任意の場所に保存して管理
- 1Passwordからの移行 — KeePassXCは1Password形式のインポートに対応。Bitwardenも公式手順で1Passwordデータを取り込める
- ゼロナレッジ / E2E暗号化 — サーバー側でもマスターパスワードなしでは復号不可(Bitwarden)。Passboltはユーザー所有鍵のエンドツーエンド暗号化
- 超軽量 — VaultwardenはRaspberry Piでも動作する省リソース設計で、Bitwarden公式クライアントをそのまま利用可能
- シークレット管理 — InfisicalはAPIキーやDB接続文字列のチーム管理に特化
5件のツール
vaultwarden
infisical
keepassxc
clients
passbolt_api
代替ツールを選ぶときのポイント
運用形態で選ぶ(ローカル / セルフホスト / チーム)
サーバーを持たず1台〜数台で管理するなら、暗号化ファイルをローカルに置くKeePassXCが最も手軽です。スマホやブラウザ拡張との自動同期が必要ならサーバー型のBitwarden(軽量に自前運用するならVaultwarden)、組織での共有・権限・監査が主目的ならチーム設計のPassboltが向いています。
1Passwordからの移行のしやすさ
KeePassXCは1Password形式のデータベースインポートに対応しています。Bitwardenも公式ドキュメントで1Passwordからのインポート手順を提供しており、主要な乗り換え先はいずれも移行パスが整っています。
同期の仕組みの違い
Bitwarden・Vaultwarden・Passboltはサーバー経由でデバイス間が自動同期されます。KeePassXCはサーバーを使わない分、複数デバイスで使う場合は暗号化ファイル自体をクラウドストレージ等で自分で同期する運用になります。
セキュリティの検証可能性
オープンソースの利点はコードを検証できることです。Passboltは年に複数回の監査を受け結果を公開、KeePassXCはOpenSSF Best Practicesバッジを取得しています。閉じたSaaSと違い、暗号化実装を第三者が確認できます。
1Passwordと代替OSSの比較
- フルマネージドのクラウドサービスで、サーバー運用や更新の手間が一切ない
- 有償サポートが受けられる
- 無料プランで基本機能が使える
- コードが公開されており実装を検証できる
- セルフホストでデータを自分の管理下に置ける(軽量版Vaultwardenも選べる)
- クラウド同期が組み込みで、複数デバイス間の反映が自動
- 家族・チームでの共有機能が管理画面込みで提供される
- 完全無料(GPL-2/GPL-3)でアカウント登録もサーバーも不要
- データが手元の暗号化ファイル(KDBX)で完結し、外部に一切送信されない
- 1Passwordからのインポート機能を公式サポート
選び方ガイド
個人でサーバーを持たずに管理するならKeePassXC、スマホ・ブラウザ間の自動同期を無料で使うならBitwarden(自前運用ならVaultwarden)、チームでの共有・権限管理が主目的ならPassbolt、開発チームのシークレット管理ならInfisicalが最適です。
よくある質問
- 1Passwordの代わりになるものはありますか?
- オープンソースではBitwarden、Vaultwarden、KeePassXC、Passbolt、Infisicalが代表的な代替です。スマホ・ブラウザ間の同期を重視するならBitwardenかVaultwarden、サーバーを持たずローカルで管理したいならKeePassXC、チームでの共有・権限管理が必要ならPassboltが候補になります。
- 1Passwordは危ないのですか?
- 1Password自体の危険性が広く指摘されているわけではありません。代替を探す主な理由は、サブスクリプション費用と、パスワードデータを自分の管理下(自社サーバーやローカルファイル)に置きたいというニーズです。オープンソースの代替はコードが公開されており、保存場所と同期方法を自分で決められます。
- 1PasswordとBitwardenはどちらがいいですか?
- 無料で始めたい・コードの透明性を重視する・セルフホストしたい場合はBitwardenが向いています。運用の手間なくマネージドサービスとして使いたい場合は1Passwordです。BitwardenはRust製の軽量互換サーバーVaultwardenで自前運用する選択肢もあり、公式クライアントアプリをそのまま使えます。
- ブラウザのパスワード保存機能では駄目ですか?
- 基本的な保存・自動入力はブラウザ内蔵機能でも可能です。専用パスワードマネージャーは、ブラウザをまたいだ利用、TOTP(ワンタイムパスワード)の管理、添付ファイルやメモの暗号化保存、チーム共有などの機能が加わる点が違いです。KeePassXCのようなOSSなら無料でこれらを利用できます。